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桂正和コレクション VOL.2


桂正和コレクション vol.2 (ジャンプスーパーコミックス)

概要

1985年から1989年、
「ウイングマン」連載中から「電影少女」連載開始前の時期に描かれた5編を収録。
ただし、この時期内に描かれた「SHIN-NO-SHIN」は本作に未収録となっており、
次の短編集『ZETMAN 桂正和短編集』に収録されている。
『週刊少年ジャンプ』の季節増刊に掲載された作品が中心となっている。
巻頭8ページがカラー。
1989年4月15日発行



収録作品

ビデオガール(VIDEO GIRL)
エトランゼ
KANA(かな)
すず風のパンテノン(すずかぜのパンテノン、PANTENON)
ヴォーグマン (VOGUMAN)



ビデオガール
『週刊少年ジャンプ』1989年ウィンタースペシャルに掲載。
65ページ。『VOL.2』に収録されており、扉ページを含めて冒頭6ページがカラー。
連載作品『電影少女』の元となった作品であり、『電影少女』の15巻にも収録されている。


当時担当であった鳥嶋和彦の「描きたい女の子を描いてこい」との要望から、
男の子っぽいキャラクターの「はるの」がまず誕生する。
その後「SF が入らないと自分が面白くない」桂に対し、
『アメージング・ストーリー』のビデオの『薬品がかかった雑誌から男が出てくる話』の女版で行こう」との提案が出された。そこで「裏本に薬品がかかり、
液が裏まで染みて裏のページの男の性格になる」話にしようとするも、
さすがに少年誌で裏本は問題があると判断され、
当時人気の高かったレンタルビデオ屋から着想を得て、
ビデオを再生したら少女が飛び出してくると言う「ビデオガール」の概念が誕生した
(同時に録画ボタンによって男の性格になる設定も誕生)。
あらすじ
昨日まで空き地だったはずのところに突如現れたレンタルビデオショップ。
「特殊ビデオ」の文字にスケベ心を刺激された山川宗洋は
ふらりと立ち寄り好みの女の子のビデオを借りていく。
家に帰り着き、早速そのビデオを再生してみると、
突然女の子がテレビ画面から飛び出してきて……。
登場人物
山川 宗洋(やまかわ むねひろ)
同級生の浩子に恋する高校2年生。連載版の洋太にあたる。

はるの
ビデオガール。
本来は「清純」「可憐」「淑やか」な性格のはずが、
宗洋が再生時に間違えて録画ボタンを押してしまったため、
その時にテレビに映っていた男性が上書きされてしまい、
ボーイッシュな性格になってしまった。

浩子(ひろこ
クラスで一番可愛い、宗洋の同級生で憧れの女の子。
ウエイトレスのアルバイトをしている。



エトランゼ
『週刊少年ジャンプ』1988年ウィンタースペシャルに掲載。
35ページで『VOL.2』に収録されている。原案:大場ひろし。
初めての原案付き作品[7]であり、また唯一の原案付き作品である
(原作付きの作品として2008年の「ちさえちゃんグー!! 」がある)。
男勝りでおてんばな女の子を主人公とし「転校で離れてしまった初恋の相手」との恋を描く、
少女漫画的かつ王道的なラブコメ作品。
あらすじ
5年前に自分を助けてくれた命の恩人と再会できる事を夢見続ける白鳥めぐみは、
転校によってついに再会の夢を叶える事となる。
しかし再会した影浦ひかるはめぐみを助けた事が理由となって変わり果ててしまっていた。
登場人物
白鳥めぐみ(しらとり めぐみ)
私立大小高等学校に転入。5年前に溺れている所を助けてくれた影浦に恋心を抱き、
再会を夢見続ける。
自分を助けた時に負った傷のせいでひねくれた影浦と再会し
償いとして何でも影浦の言う事を聞く。
影浦ひかる(かげうら ひかる)
「プールの貴公子」と呼ばれる水泳の選手だったが、
めぐみを助けた際にまるで陰部がはみ出しているかの様に見える傷を負い、
馬鹿にされるため水泳をやめていた。
白鳥トオル(しらとり トオル)
めぐみの弟で、恐らく中学生。めぐみの事を女じゃない等と言いながらも、
心配して高校にまでついてくる等シスコン気味。



KANA
『週刊少年ジャンプ』1986年48号に掲載。
31ページで『VOL.2』に収録されている。
桂の作品としては珍しく、コメディ要素のないシリアスな恋愛漫画。
当初の設定では加奈は幽霊だった。
あらすじ
今日こそは好子をデートに誘うと意気込みながらも、
結局声もかける事が出来ずに帰宅した大沢。
そこには見ず知らずの女の子が大沢の帰りを待っていた… 。
登場人物
大沢(おおさわ)
一人暮らしの大学生。好子に思いを寄せるも声をかける事すら出来ずにいる。

白井加奈(しらい かな)
高校時代、大沢の隣のクラスにいた女の子。余命幾ばくもない事を悟り
、高校時代に好きだった大沢の元を訪れる。

好子(よしこ)
大沢が思いを寄せる相手。

加山(かやま)
大沢の友達。好子との仲を取り持ってくれる。



すず風のパンテノン
『週刊少年ジャンプ』1986年サマースペシャルに掲載。
49ページで『VOL.2』に収録されている。
ヒーロー要素を含んだラブコメ作品。
「『ウイングマン』のウイングガールズを主人公にした漫画」との担当の要望に、
鳥山明との雑談の中で思いついた作品。パンテノンと言う名前はノーパンに由来。
あらすじ
街で噂のスーパーヒロイン・パンテノン。人気の秘密はその善行だけではなく、
ノーパンとの噂にも原因があった。
その真相を確かめるべくニュースペイパークラブが立ち上がった。
登場人物
相本哀惟(あいもと ゆい)/パンテノン
華宵高に通う高校1年生。素晴らしい笑顔だった為に、フレンドルから選ばれ、
イヤリングを付けた状態で
パンティーを脱ぐ(テイクオフ)とスーパーウーマン・パンテノンに変身できる。
パンテノンとして街の平和を守っているが、
事ある毎にパンテノンとして出動しなければならない為、
よく授業をトイレと称して抜け出し、変な女の烙印を押されている。トキオが好き。
フレンドル
平和を望む星フレン星から自滅の危険性を持つ地球人を救う為にやってきたロボット。
フレンスーツを哀惟に渡し、パンテノンに変身できる様にする。
トキオ
哀惟のクラスメイト。ニュースペイパークラブ部長。
スケベな事が大嫌いな特異体質で、ノーパンのパンテノンが許せず、
パンツを履かせようとしている。部員の中で唯一パンテノン特集に反対していたが、
パンティを履かせるための作戦だとだまされ、作戦に参加。
ケイスケ
ニュースペイパークラブ部員。トキオとは小学校からの付き合い。
ミーコ
ニュースペイパークラブ部員。校内新聞のネタとしてパンテノンの正体を狙う中心人物。
ジュン
ニュースペイパークラブ部員。コンピュータを使い、分析担当。
語尾に「~チ」がつく喋り方をする。
タカシ
ニュースペイパークラブ部員。ほとんど喋らず、喋ると驚かれる。
しかし喋っても非常に遅くしか喋らない。
ダイハチ
ニュースペイパークラブ部員。太っている。力仕事担当。



ヴォーグマン
『週刊少年ジャンプ』1985年スプリングスペシャルに掲載。
46ページで『VOL.2』に収録されている。
『ウルトラマン』をパロディ化したヒーロー・恋愛もの。
『ウイングマン』の連載中に描かれた作品で、
「愛の力による変身」「ヴォーグマンのデザイン」等に
次の連載である『超機動員ヴァンダー』のルーツを見る事が出来る。
あらすじ
19××年、地球に怪獣が登場して1年が経ち、
人々もそれなりに怪獣のいる生活に慣れ始めていた。
怪獣の登場に伴い、戦うヒーロー「ヴォーグマン」も登場したが、
その粗暴さ故に悪名の方が高かった。
彼女とのデート帰り、突如ヴォーグマンになってしまった柴田夕樹。
ヴォーグマンのエネルギーは愛の力だが、彼女のつぐみはヴォーグマンが大っ嫌い。
登場人物
ヴォーグマン
遥か銀河の彼方からヴォーグマンパワーを受け取った男が変身できる巨大ヒーロー。
エネルギーは純愛で、愛を失うと変身できなくなる。
前任者から一度ヴォーグマンパワーを受けとると
愛がなくなるまでは他人に渡す事は出来ない。
ヴォーグマンパワーを持った人間の額には菱形のマークがつき
、愛の強さに応じて色が変わる。
柴田夕樹(しばた ゆうき)
突如ヴォーグマンにされてしまった男。
北原 つぐみ(きたはら つぐみ)
夕樹の彼女でヴォーグマンが大っ嫌い。
柴田恵子(しばた けいこ)
夕樹の姉で、超特殊救助隊々員。いつもヴォーグマンに仕事を取られるため恨んでいる。
田頭郁夫(たがしら いくお)
超特殊救助隊々長。いつもヴォーグマンに仕事を取られるため恨んでいる。


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